設立趣旨

現在の日本・世界各国の社会保障制度だけでは、社会的ハンディキャップを持った方たち(障がい者や高齢者、貧困・家庭問題等の理由から生活保護を受け十分に学問を享受できないこどもや若者たち、メンタルヘルス問題を抱える方、世界のBOP(貧困層)の方たち)にまで十分に手が行き届かず、すべての人々に優しい社会を提供できない現実があります。

NPO法人ダイバーシティワールドでは、ダイバーシティ(多様性)の観点から、社会的ハンディキャップを背負ったすべての人々が自立し、多様性をもって社会で自分らしく生きていくことができるような解決策を研究していき、そして様々な学習・雇用の機会やコミュニティーの場を提供し、ダイバーシティな世界を創造するべく、1つでも多くの社会問題の解決に取り組みたいと考えました。社会環境の変化により、その時代の社会問題の形も刻々と変化します。社会問題は一生なくなることはなく、一生向き合い、うまく付き合っていかなければなりません。

NPO法人ダイバーシティワールドの理念に賛同いただいた企業・行政・学校・NPO・その他公益法人へ向けては、NPOがその中心のHUB・ボランチとなることで様々な組織体が連携(トライセクター化)することにより、新たなソーシャルビジネス・社会的雇用創出を共に実現できることを伝えていき、NPOの存在意義について見つめ直すきっかけづくりを行います。そして、様々な組織体におけるCSR活動やソーシャルビジネスのイノベーション、CSV経営において、調査・研究・コンサルティング・コーチング・サポートを行いながら、サスティナビリティーな経営、様々な組織体で働くビジネスマンにとって働く意義・存在価値について見つめ直すきっかけづくりや労働へのモチベーションの向上、プロボノ・ボランティアを通じた「人生の10%を社会参加へ」の社会参加意識の向上に寄与し、様々な組織体の内側から真の「ダイバーシティ(多様性)」という概念を広める活動を行おうと、2012年2月、NPO法人ダイバーシティワールドは活動をスタートしました。

NPO法人ダイバーシティワールド 理事会